求人サイトをみれば溢れかえっている外食産業、飲食業の求人。飲食業専門の求人サイトがあったり、タイミーのようなスポット求人があったり、とにかく人手が不足している。
かと思えば人手不足のくせして地域の最低賃金であったり、福利厚生が「魅力的なまかない!」「髪型自由!」だけだったりと、本気で従業員を採用する気があるのかと思うようなクソ求人情報がかなり多いのも事実。
私のブログは「楽して稼ぐ」とか「在宅ワークで」とか「残業一切なし」とか、そんな情報は全く載っていない。それは外食産業の本質ではない。というよりどの業界もそうだろう。
油や粉、ソースにまみれ、当日欠勤する従業員や口は達者だが一切働かない従業員に揉まれ、苦労はするが「割に合った」収入を得ながら人生を堅実にいい方向に持っていける情報を載せていくつもりだ。
本記事のタイトルについても触れておく。外食産業を信じろ。つまり決して特定の飲食店を信じろとは言っていない。むしろ、個人の飲食店は絶対に信じてはいけない。これは私が11年以上飲食業界にいて、大手から個人まで色々渡り歩いてきたから間違いない。その辺り、詳しくは別の記事を用意したいと思う。
また「男の」人生はと書いたのにも理由がある。外食産業の正社員には、女性が圧倒的に少ない。体力と能力のどちらか、もしくは両方を一定レベルで発揮できる人材でないと、男性であっても難しい職場なのだ。比較的体力の低い女性では中々務まらない。女性管理職の多い飲食チェーンは、正直にいうと収入が低い。この辺りも別記事を用意する。
とにかく。外食産業を信じる男は必ず逆転できる。独身であればかなり再現性は高い。妻子持ちであっても、40代50代であっても、飲食業に転職してくる人が多いのには理由がある。現場は決して楽ではない。スピード感もすごい。だが、だからこそ、人生の堅実な好転が約束されている。信じるのだ。
自己紹介
前置きが長くなったが自己紹介をさせていただきたい。
私は1991年生まれの独身男性。両親はカフェを営んでいる。大学生時代にバーテンダーのアルバイトをしたのが私の飲食業の入口だった。気付けば新卒で東証一部上場の外食企業に入社し、かなりの数転職はしたが、11年間ずっと、現在も外食産業に身を置いている。
新卒で入った会社は良かった。労働時間や転勤、人間関係など確かに大変ではあったが、社会人としての基礎を叩き込まれた。何よりそれなりの収入と福利厚生があった。女性にもモテた。
無理を利かせて働いたが流石に限界が来た。退職し、六本木でバーテンダーとしての道を再び歩き始めた。そこでさらに限界を超えた笑
長時間労働はこれまで通りであったし、休みの日数は減った。なのに収入も減った。当時付き合っていた女性が関東にいたので踏ん張ったが、1年と持たない内に、本当に限界を超えた。同じ飲食業ではあっても、上場していることがこれ程まで収入に関与ものかと痛感した。
実家に戻った私は飲食業から絶対に離れたくなり(笑)、ホットペッパーを売る会社に入社した。この会社、実は入社できるだけでも結構すごいらしい。そして飲食店で働く人たちがあくせく仕込みをしている時間に突撃して行っては追い返され、飲食店の忙しさに共感できる私は何重にもメンタルを削られ、即行で退職した。わずか半年の出来事である。
その後も個人のBARで正社員(笑)として働いたり、最大手のBARでアルバイト(社会保険加入)として働いたり、また個人のBARで店長をしながら転売をしてみたり、大手カフェのフランチャイズ店舗で契約社員をしたりした。
飲食業、外食産業で、33歳にしてこれほど色々経験した人も中々いないと思う。というより、私しかいないレベルであるとすら思う。
結論
甘いも苦いも、様々な経験をしてきた。人生を堅実にいい方向に向かわせるには・・・そんな要素を抽出してお伝えする。
- 東証プライム(一部上場)企業であること
- 正社員であること
- 新規出店中のブランドを持っていること
- 営業部(現場)社員であること
- 家賃補助が出ること
様々な求人がある中で上記の条件さえ満たしていれば、ほぼ確実に年収は400〜450万程度になる。間違えてはならない。年収400万は高収入ではない。これはあなたの思う通りだ。そして、低収入でもない。
私が提唱する考えの一つに「妥当年収」というものがある。妥当というには様々あるが、「年齢」「性別」「既婚未婚」「労働時間と収入のバランス」「蓄財と浪費のバランス」などの観点から、400万円はかなり妥当である。間違いない。
現に私は特に何の能力も持ち合わせていない。少し歌とバスケットボールが得意なくらいで、持っている資格といえば運転免許くらいである。でも年収が400万円あれば人と比べる機会(=コンプレックスを感じる回数)が圧倒的に減る。
今日から少しずつ、このブログを更新していく。私自身が底辺職に就いていた話や、堅実に逆転してきた話、つまり転職のコツやその後の生存戦略をしっかり伝える。外食産業と私を、そしてあなた自身を信じて、未来を少しずつ明るいものにしていって欲しい!
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