皆さんは外食に出かけることがあるだろうか?
大切な人と、気心の知れた仲間と、もしかすると一人でも。外でご飯を食べる事はあるだろうか?
実は私はあまり外食をしない。基本的には一人で過ごす時間が大切な人種であるし、ものを食べるだけで良いなら自宅で過ごす方が明らかに安上がりだからだ。
そんな「一人派」「節約派」である私が最近利用したのはサンマルクカフェやスターバックスコーヒーといったカフェチェーンであったが、これらの体験が非常に心地よかった為、皆さんにも共有したいと思い、重い腰を上げて執筆に至った。
温かくて美味しい
当然と思われがちであるが、飲食店での食事は温かくて美味しい。コンビニで買ったものや自炊したものは、どうかすると冷めてしまったり、食欲に負けて冷たいままでも食べてしまったりする。
飲食店で作られたものは、あなたを感動させる為、あなたに喜んでもらう為に人が一生懸命作っているものだ。ピーク中はどうしても理想通りにはいかないが、できる限り美味しく、できる限り温かいままで調理・提供されようとしている。
私は人が多い場所が苦手である為、休日やピーク時間に飲食店を利用する事はまずない。その為前回サンマルクに行った時も、出来立てのフレンチトーストが出てきた。温かくて、美味しかった。感動した。
手間がない
「人が作ってくれたものなら何でも美味しい♪」と、世の女性はよく言う。人のために動いている彼女らが言うのだ。「人が作ってくれる」ことが如何に大きな要素か分かる。
少し考えただけでも良くわかる。食材の買い出し、手洗いや食材の洗浄、献立やレシピの確認、調理、盛り付け、提供、洗い物、残った食材の保管・・・
一回の食卓には多岐にわたる工程が存在する。
冒頭に記述したが、誰かと訪れようと、一人で訪れようと、飲食店ではそのような手間が一切ない。注文して、食べるだけ。
私は節約の為に外食を避けると言ったが、節約の裏には諸々の手間と時間がかかっているという事実に他ならない。
誰かがあなたに作るのも、あなたが誰かに作るのも、自分自身の為に作るのも、実は大変な事である。外食はすごい。
空間と時間になる
一人で食事をすることが多いので良くわかるが、美味しいものを、温かい物を食べていても、どこか寂しさを感じることがある。
人が作ってくれた、温かくて美味しいものを、接客とはいえ誰かがテーブルに持ってきてくれる。少しだけでも、商品の説明をしてくれる。たったそれだけの事で、一人暮らしの心には十分すぎるほど沁みる。存分に救われ、元気が出てくる。
家族や恋人と、または友人や会社の同僚と、外食に行くとする。料理を待っている時間だって楽しい。美味しいものを一緒に食べる時間はやはり幸せである。食べ終わってみて「美味しかったね」「また来ようね」と言う会話になる。
外食はその場にとらわれない。未来にわたってあなたの心を満たす思い出になる。
まとめ:食べる時間以外の全てをお店が担っている
飲食店であなたが担当するのは「食事をすること」だけである。支払いは外食であろうと中食であろうと自炊であろうと発生する。
外食が衰退する大きな理由として、金銭面、移動の面倒さなどがあるかと思う。反面、根強く産業が成り立っているのは、結局幸せを提供できているからだと思う。
私は東証プライム(一部上場)の外食チェーンで管理職として働いているが、非常に妥当であると感じている。労働時間や業務内容に対して給与や待遇が見合っていると思う、と言う意味であるが、最近では業務に慣れてしまって、楽だとすら思う。
もしも人生に行き詰まりを感じていたり、東証プライムのキャリアを手に入れたいと思うなら、まずは外食産業への転職を強くお勧めする。外食産業を信じろ。必ずそれに値する。
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