外食産業にあって、プライム上場企業の管理職(店長・エリアマネージャー)は、かなり簡単に休みを取れます。私の実情です。
— 外食産業は妥当 (@gaishoku_shinji) February 12, 2025
2月は13日までで8日しか出勤しておらず、労働時間は54時間です。美味しすぎます。
ちゃんとやれば、休みはいくらでも取れます。土日祝無関係です。#外食産業を信じろ pic.twitter.com/uPlALQN5Cu
ともすれば大衆から反感を買いそうな投稿をした。上記ポストは私の現状、嘘偽りのないタイムカードである。
2025年2月、13日を消化(13日も休みである為)したが、出勤回数は8回。総労働時間は54時間である。
このままのペースで行くと全く所定労働時間を消化できず、流石に遅早控除が大きく発生してしまう。
何が言いたいかというと今回のタイトルであるが、店長は休めるのだ。
世間では恐らく
・飲食店の店長は休みなくブラックに働いている
・土日祝に休めるわけがない
・長時間労働は当たり前
・低賃金
・誰にでもできる底辺職
といった印象を持つ人が多いと思う。業界内の人間や現場の人間でさえ、多かれ少なかれ同じように思う者がいるので、仕方がないことではある。
だが敢えてもう一度言おう。店長は休める。
土日祝関係なく休める。休日の日数は月間で8〜11回ほどある。
長時間働く日があれば、2時間で終わる日もある。店舗に行かず家から作業をして終わる日もある。
底辺職かどうかを判断するのは個人に任せるが、概ね誰にでもできる。これはむしろメリットである。
そして何より前回の記事でもお伝えした通り、私は転職1年目にして年収が530万円を上回った。これが低賃金であるかどうかは、私が言い表すまでもないだろう。
話が逸れてしまったが今回は、店長やエリアマネージャーが現場に顔を出さずに済む為に必要な要素を敢えて3つに絞ってお伝えする。私を信じろ。
①部下の量と質が需要に足りていること
これはどう考えても外せない。つまりどういうことかというと、従業員の代わりに店長が現場に入る必要がないということである。
MGRであれば、店長や従業員が足りず自らが現場に降臨する必要がないことが重要である。
店長として長年働いてきたがここでのコツは、多少人員をダブつかせてでも、在籍人数を確保することである。
実力が足りなくても頭数でなんとかすることができるパターンもある。
急な欠員が出ても即、代打が決まることがある。
誰かと誰かが仲違いしていても、人数で中和したりシフトを工夫したりできる。
キングスライム並みの火力や耐久力がなくても、仲間を呼び続けるスライムで戦えることがあるのだ。
飲食店では突如、来客が爆発する時がある。やはり傾向的には土日が多いだろう。そんな時にスライムだけ揃えていたのでは、全体攻撃で一掃されてしまう。
私が敢えて「量と質が需要に足りること」と書いたのには、そう言う意味がある。
キングスライム並みの戦力を3人揃えておかないと戦えない日もあるのだ。
ここまでを要約すると、中心人物とサポートメンバー、そして手下キャラによって在籍人数を確保しておくことが大切、ということである。
②上下の信頼関係を築いておくこと
先述した「中心メンバー」との信頼関係が最も重要である。
リーダーたちは周りのメンバーや後輩たちからの信頼が厚い。毎日現場で頑張っているから発言に説得力がある。
そのリーダーたちとの信頼が築けていることは、あなたにとって何よりのアドバンテージになる。
店長を信じているリーダーたちは、基本的にいい風を店舗に吹かせる。
信頼を築く方法は、現場でのオペレーションや数字に強いことだと思われがちであるが、実は違う。
特に飲食の現場にあって、主力を占めているのは多くの場合女性である。
よって最も大切なのは感情に寄り添い、心を掴むことになる。ホストっぽさ、大袈裟感があるが、私は本当にこれしかしていない。
オペレーションが強いこと、数字の管理ができること、頻繁に顔を出すこと、差し入れを持ってくること、負担やストレスを取り除いたシフト組みにできること・・・
これらは手段であって、目的ではない。
私たちの目的は
心を掴むこと→信頼関係を築くこと→休みを取れること
なのだ。
私も今の店舗に配属されて2ヶ月ほどは苦労した。前任がオペレーション史上主義者だった為である。
現場が大好きで、現場で最大の力を発揮する。現場に居合わせた従業員はラッキーだ。楽ができる。
ではなぜ私に担当が変わったのか。
自身と従業員の管理を全くできていなかったのだ。
・中心に据えるリーダーを間違え店舗が険悪なムードに
・自身の残業時間が80時間を超え法令違反に
・従業員同士の仲違いでパワハラに発展
といったことが起こった。オペレーションができても管理ができないと仕方がない。
私はオペレーションでいうと60点くらいしか、恐らく取れないと思う。
だが休みは100%取れる。現場に人数・質があり、それぞれとの信頼があるからである。
そして忘れてはならないのが上長との信頼関係である。
いくら現場が「これ以上人は要らない。店長休んでいいよ。」と言っても、上長の価値観が「土日休むべからず、如何に人員過多であっても。」だと、当然休みは取れない。
普段から上長が何を求めているか、何をすれば上長の助けとなるかを洞察・把握しなければならない。
同時にあなたが何を求めているか、何をして欲しいかを伝えておく必要はあるだろう。
価値観や目標を徐々に擦り合わせていき、互いが納得・妥協した先に、余裕のある生活が見えてくる。
③必要とされた時に頑張ること
大企業で店長をしていると、上下左右かかわらず細かな仕事が湧いて出てくることがある。
・源泉徴収票の出し方がわからない
・その日必要な食材が足りない
・店舗内の参考写真を撮影し送ってほしい
・急な欠員が出た
・クレームが発生した
・レジの現金が計算と合わない
多岐にわたるが、このようなことは息をするように解決できるようでないといけない。
この辺の作業を秒殺できるようになる、もしくは時間をかけたり相談したりしながら乗り越えられるようになることが、先述した信頼関係に直結する。
従業員個人の問題は即行で取り掛かり、出来るだけ早く終わらせてあげるのが私の基本スタンスだ。
会社や上司から降りてくる指令も、人に関わるものはやはり即刻終わらせている。
反面、どうしても本質的でないと判断したものは先送りにすることもあれば、それとなく返事だけしておいて放置するものもある。
その日現場にいる従業員が、当然最もストレスを感じている。その人たちが不快に思ったり、疑念を持ったりする言動は慎んで避けなければならない。
当日欠勤の穴を人や自分を使って埋めたり、シフト作成の期限を守ったり、自身にかかるストレスも当然あるのだが、最低限人として道徳心を示すことである。
どうしようもない時に謝罪と感謝を伝えることも大切だ。当然に思えるが、老若男女問わず喜ばれる。感謝や謝罪は、案外当然ではないのだ。
とにかく、必要とされた時に頑張れること。達成できなくても、グダグダになってしまっても、間違ってしまっても、向き合い頑張れることが重要であるように思う。
そして誰か周囲の人に負担をかけてしまった時には、勇気を出して謝罪と感謝を伝えることも効果的だ。
まとめ
今回は話が逸れに逸れてしまった。それだけ多くの要素や出来事が日々存在し、私自身にも熱量が残っている証ではある。
さてどうすれば外食産業の店長・マネージャー職でも休みを取れるのか、まとめていこう。
①従業員の質と量が需要に足りること
量が必要な時、質も伴っていないといけない時、量はいらないが質は高くないといけない時など、様々なパターンがある。
あなたがもし今後外食産業への転職を考えているなら、もしくは既に店長をしているが休みたい時に休めていないなら、まずはここから手をつけなければならない。
在籍人数は正義。そして現場のオペレーションに強いスタッフは英雄である。どちらも欠かせないのだ。
②上下との信頼関係を築いておくこと
つまり一朝一夕ではいかない。
上長とも従業員たちとも、互いの価値観や考え方を理解し、納得・妥協を重ねていく必要がある。
もしかするとその過程では衝突や摩擦があるかも知れないのだが、乗り越え方は無数にある。最終的にはどちらかが諦めることもある。
それはそれで「たどり着いた形」なので、悪い側面ばかりでもない。
信頼関係とは相互理解である。
③必要とされた時に頑張ること
この場合、達成できるかは一旦別である。向き合い、頑張る姿勢を見せられるかどうかだ。
それが信頼につながり、休みにつながる。
そして達成できなくても、日頃から謙虚に謝罪や感謝を伝えられる人であったなら、徐々に周囲の人間はあなたをサポートし始める。
少し長くなってしまったが、今回はここで締めたい。
ちなみに私は、別に土日に休みが欲しいとは思わない。それであっても土曜日に従業員が殺到し、上長から休日を言い渡されているだけである。
本質的に人としての在り方を模索していれば、その姿勢は必ず日頃の言動に現れるはずである。
外食産業が、飲食業が、誰が、そんなものはもしかすると一切関係なく、本質さえ抑えれば休みなんていつでも誰でも取れるのかも知れない。
あなたも人間を磨きながら、転職1年目にして年収530万を手にし、土日も悠々自適に過ごせる環境を手に入れたいのであれば、やるべきことは一つである。
外食産業を信じろ。
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